「アルカリ性」「中性」「酸性」どれが良いのか?

美容室のメニューでよく目にする
「アルカリ性」「中性」「酸性」
パーマメニューやカラーメニューの説明に多く表記される。
コレいったい何なの?

まず髪は何にあたるのか?
健康な髪は弱酸性と言われており、これはお肌も同じ
お水は基本的に中性
一般的なパーマやカラーはアルカリ性です。

弱酸性のキューティクルはそのままだと薬剤が浸透しません。

今日は、ものすごく簡単な例でココを説明したいと思います。

まず、髪には髪の外壁に当たるキューティクルがあります。これを例えるならば、格子状の門です。この門には鍵が掛かっていて鍵を開けなければ中には入れません。当然この鍵を開ける為に鍵が必要になるのですが、鍵は無いのです。困りましたね。作業ができません。

しかしながら格子状の門には隙間があるのですね。この隙間を広げれば大人が中に入っていけます。不法侵入ですが。。。

大人一人分、どうやって広げるか?

元に戻せないとバレますよね。

何を使って開くか?それが髪の例に戻すと、1つはアルカリ剤を使うです。お薬にアルカリ剤を混ぜる。そうするとキューティクル(格子状の隙間)が開くのです。これがアルカリ剤を混ぜるアルカリ性になります。もう1つは熱です。熱を加えることで格子状の門(キューティクル)が柔らかくなり隙間が広がりますので酸性の薬剤でも浸透します。酸性はこの原理です。

最近では、そもそも「子供なら格子状の隙間から入れるよね」って事で、中に入る物を小さくした酸性の薬剤も存在します。

子供だけに
きっちり仕事してくれるかは使い手次第ですが、近年スーパーキッズの活躍もあれなので今後に期待です。

髪の表面は弱酸性ですが髪の中の殆どはアルカリ性です。髪の中だけで考えるとアルカリ性の方が相性が良いのですが、髪の表面は酸性の方がダメージが少なくて済むので矛盾が生まれてきます。そのため美容師の中でもアルカリ性派、酸性派で考えに違いがあるのです。

どっちにしても、元に戻せないとダメージの進行に繋がるので、結局のところ美容師の腕次第

ってことになりますね。

補足ですが、ダメージ毛の場合は格子状の門れてますから出入り自由となります。

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