ヘアケアの基本、シャンプーについて考える。

この記事は随分前に書いたものだ。
しかし

やはり忘れてはならないホントのヘアケア

メーカーの資料を参考に
Nuff が考える頭皮&ヘアケアの今と昔をお伝えします。

髪を毎日洗うということが習慣になったのは1980年代後半から

今、市場には輸入品を含め多くの
ヘアケア製品がありますが、
その中でもシャンプーは
昭和30年後半から瞬く間にその数を増やしてきました。

その時代背景を振り返ってみると、そこには
私たちのライフスタイルの変化があります。

1987年の流行語大賞「朝シャン」でしたが、
この時代を境に
毎日シャンプーする時代へと
変わってきたのです。

「洗髪」という文化がどんな風にできてきたかを少し振り返ってみましょう

洗髪という文化が日本に本格的に定着したのは、
戦後の1945年以降です。

しかし、
当時は家にお風呂が無かった時代だったので
銭湯に行って洗髪していました。
髪をセットするのも美容院でしていた時代です。
それが1960年代後半になって
内風呂とシャンプーが普及してきたことで、
髪のセットも自分でする
そんな時代へと変わってきました。

そして、
1970年代には平均すると週2回程度だったシャンプー回数も、
1980年代後半になると
朝シャンブームをきっかけに
毎日洗う時代へと変化してきたのです。

髪は毎日洗ったほうが良いのか?

答えはノー
シャンプーは髪を洗っている
と思っている方が多いと思いますが、
実は頭皮を洗っている行為が
シャンプーなのです。

頭皮には常在菌が存在し、
頭皮の健康をさまざまな面から守っています。
常在菌があってできる天然の皮脂膜もその一つ。
この皮脂膜が頭皮の潤いを保ったり
雑菌から肌を守ったり、
肌を弱酸性に保ったりしています。

シャンプーという行為は
この常在菌のバランスを一時的に崩す行為
になり、頭皮を保護している天然の皮脂膜も
シャンプーにより無くなってしまいます。

つまり洗い過ぎは
頭皮にとっても髪にとっても
決して好ましいわけではないのです。
頭皮や髪を衛生的に保つという観点から見ると、
シャンプーは毎日した方が良いように
思われますが「毎日洗う」事は、
実は頭皮や髪のケアという観点からは
少し問題なのです。

実は、毎日のシャンプーが原因

シャンプーが毎日の習慣になってきた
1980年代後半から、
シャンプーはその内容に大きな違いはありません。

その当時、
ほとんどのシャンプーに使われていた洗浄成分が
ラウル硫酸Naという成分でした。

ところが、
この洗浄成分は脱脂力が非常に強く
タンパク質変性を作ってしまいますので、
それを少しマイルドにしたラウル硫酸Na
だんだんと代わってきました。

しかし、
これもまた脱脂力が強くタンパク質変性を作ってしまうという点ではあまり変わりありません。

毎日のシャンプーでは
髪や頭皮にかなりストレスとなってしまいます。

では、どうすれば良いのだろう?

湯シャン(お湯だけで洗う)派が増えているのもうなずける。
まずは毎日のシャンプーを見直して、
1日おきに湯シャンをする。
そんなところから始めてみるのも良いだろう。

結局のところ
日本人は比較的キレイ好きな訳でして、
「臭い」といわれるのが1番凹み、
またそれを警戒するあまり
1日2回もお風呂に入ったり・・・

いや、風呂はいいとして

強いシャンプー剤で毎日シャンプーするってのがマズいのね。

更にはこのことが、
頭皮のターンオーバーを異常な状態にし
細胞分裂に影響を与えかねない。
これが、
フケや痒みの原因のひとつと考えられると共に、
細毛、薄毛の原因ともなりうる。
とりわけ注意したいところであります。

つまり
洗剤を使わず洗うことが理想となる訳ですが、
日本人気質な我々はシャンプーしたくてしょうがない。

ならば、
どのようなシャンプー剤なら
毎日使ってよいのでしょうか?

ここでシャンプー剤に含まれる
界面活性剤の種類が
大変重要であることに行きつきます。

界面活性剤

石油系界面活性剤ってホントに良くないの?
美容室でシャンプー剤の説明で耳にする
「石油系シャンプーは良くないから止めた方がいいですよ」
ってトーク
1度は聞いた事があると思います。
まず、実態はこうだ資生堂TSUBAKI

そもそも界面活性剤とは何なのか?

化粧品の製造には水と油を使います。
水と油はもともと混ざりあわないもの。
それらを馴染ませるために必要なのが界面活性剤です。

水と油が混ざり合わないのは
お互いの表面張力が違うため
界面活性剤は水と油の異なる表面張力を低下させ、お互いの境界線をなじみやすいように変化させる役割があります。
表面張力が異なるもの同士が混ざり合うことを乳化とも呼びます。

シャンプー剤で分離した商品は、ほとんどないでしょう。

簡単に言えば
シャンプー剤に入っている水と油を馴染みやすくするもの。
ドレッシングをイメージしてみてください。
ドレッシングは酢と油で作られます。
使う時は振って混ぜますが、すぐに分離してしまいますね。

そこに卵の黄身を混ぜると
乳化してマヨネーズができる分けですが、
これは卵の黄身に含まれるレシチンが界面活性剤として働き、酢と油を乳化させたことによるものです。

界面活性剤とは
本来混ざり合わない水と油を乳化させるためのもので、乳化剤とも呼ばれます。
アイスクリームなど、食品にも界面活性剤は使われています。

石油を原料とすることで欠点となるのは、その生分解性の低さです。

さて、ここで石油由来(石油系シャンプー)の話に戻します。
界面活性剤の原料としてよく使われているのが石油由来の原料。

石油製品に対するイメージは非常に悪く
『石油製品=悪い製品』
というのが常識化されてしまっていますが、
果たして本当なのか?

界面活性剤の善し悪しの基準は2つ

  • 髪や肌への安全性
  • 環境への影響

シャンプー剤をはじめ多くの化粧品は家庭で使用された後、下水へ流れます。
そして河川、湖、海へと流れる過程で微生物により有機物から無機物に分解されてゆくのです。

この流れから考えると
石油製品は、天然由来の成分よりも分解までに時間がかかるため水質汚染の原因となりやすい事が欠点といえます。

「髪や肌への安全性」
の観点からみると、
石油由来よりも硫酸系界面活性剤のほうがよっぽど悪いといえます。

界面活性剤水になじむ親水基油になじむ親油基の2つからできています。

親油基に使う原料が石油であれば環境という点で問題ですが、人体への安全性を考える際、親水基に使用する原料が何か?
という事が重要になってきます。

親水基硫酸系の原料を使った場合、
タンパク質変性を起こしてしまいます。
人間の体は水分以外の大部分がタンパク質でできているので、そのタンパク質が破壊されるということは大変問題なのです。

人体への安全性に関しては
「石油系界面活性剤=悪い製品」
というよりも
「硫酸系界面活性剤=タンパク質変性作用成分」
と捉えるほうが正しいと言えるでしょう。

こうまとめるのもよいのだが、
Nuff で取り扱っているモアコスメティックスの見解だと、石油系だろうがアミノ酸系だろうが
タンパク質変性は起こるという。

もちろんその度合いの大小はあるわけなので、
ナーバスになる必要は無い
問題なのは、シャンプー回数の問題だ。
2日に1回、又は3日に1回なら気にしなくても良いと
考える事もできなくもないだろう。

しかしだ

毎日洗いたい人はどうすれば良いのだろう

夏場なんて、洗わない方が迷惑な事だってある。
集団個室なんてなったら卒倒ものです。
湯シャンと同じくタンパク質変性を起こさず洗えるシャンプー剤

そんなのあるのか



あるんです!
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数値的にも水と同等
全ての面で考えぬかれた安全なシャンプー剤
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です。

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ぅんん、そうだよね〜

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