こんにちは。本日も日々知識を深めている皮膚理論について。
先日「幹細胞」とは、というお話でしたが、その幹細胞に着目した幹細胞培養液、美容の分野では”ヒト幹細胞培養液”と”植物幹細胞培養液”が用いられています。
今回は「ヒト幹細胞培養液」について
ヒト幹細胞培養液とは・・・医療か美容で使用されている人の各組織から採取した幹細胞から培養した液のこと。エイジングケアに有効な成長因子や栄養素が豊富に含まれています
では、どんな効果が期待できるのか、またどんな種類があるのか。
イメージとして順番に皮膚の表面から血液に向かって記載します。
「ヒト角化細胞順化培養液」・・・常在菌のバランスを整える、紫外線防御、潤いを閉じ込める、汗や皮脂膜のバランスを整える
「ヒト繊維芽(真皮)細胞順化培養液」・・・肌の土台作り、皮膚再生や皮膚の若返りに有用、しわ、たるみ、ぷるっと肌に。
「ヒト神経細胞順化培養液」・・・電気信号、メラノサイトへアプローチ、肝斑に
「ヒト骨髄細胞順化培養液」・・・抗炎症、免疫系の成長因子、赤み、アレルギー反応に(リアクションを抑える)、傷ついた細胞の修復
「ヒト羊水幹細胞順化培養液」・・・幹細胞活性、全ての幹細胞培養液の作用の向上。結果を早める!
「ヒト臍帯幹細胞順化培養液」・・・血管の伸縮性、柔軟性、血管壁の向上へアプローチ、くすみ、目の下のクマ、敏感肌、ニキビ肌
「ヒト脂肪細胞順化培養液」・・・細胞の栄養素、肌の保湿。安価に手に入るため多くの化粧品に入っている
といった感じです。
成分表示には上記の名称で記載されています。
以前は1種類配合されているものが多かったようです。特に最後に記載している”ヒト脂肪細胞順化培養液”は安価に手に入るため使用しているところが多いようです。
最近はどんどん研究が進んで、何種類か配合されていて複合的に効果を促進していくものが多く、お悩みに合わせて目的に応じたアイテム選びや使い方が重要だと感じています
もし”幹細胞入り”のスキンケアをお使いでしたらどんな種類のものが使われているのか目を凝らして成分表示を見つめてみるのも面白いかもしれません。
では続きはまた。