オーガニックについて

こんばんは。先日の休みの日を利用してオーガニックについての勉強会に参加してきました

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オーガニック、ナチュラル思考などというフレーズを目にする機会が

最近多いのですが自分自身はオーガニックについての知識が曖昧な部分もありましたが今回学んで大まかな流れを知ることができました。今回はこちらで学んできました「オーガニック」についてまとめました。

まず「オーガニック」とは有機栽培のこと。

農薬や化学肥料、遺伝子組み換え技術に頼らず、太陽や土、微生物など自然界の力を活かした農法のこと。またそれで出来た植物のこと。ただし近年ではそれだけではなく、地球環境のことを考えたモノ作りや持続可能な取り組み、安心・安全な商品作りなど人と環境の健康を考えた思考や生き方オーガニックと言います。

このオーガニック、[世界]に目を向けますと元祖オーガニックはとヨーロッパと言われ、大気汚染問題、資源の大量採取、原発事故などを背景に「環境に配慮した持続可能な産業」の一環として行政が主体となって広がっていきました。

ヨーロッパから広がったオーガニック思考の1つにスローフードがあります

スローフードは1986年にイタリア北部ピエモンテ州で始まりファースドフード店の大量生産、大量流通からくる食の均一化に反して地方ごとの豊かな食文化を見直し食を通して人としての心豊かさを取り戻していこうという運動です

大事にしている基本的な考え方が
1、消えつつある郷土の伝統的な料理や質の高い食品、地酒(ワイン)などを守る
2、質の高い素材を提供してくれる小生産者を守る
3、子供たちを含めたすべての生活者に味の教育を進めていく

これってなんだか日本の地産地消に少し似ているような、、、ヨーロッパとは対象的にアメリカではジャンクフードとヘルシーフードなど食文化の二極化が進みました。そして自分や家族の健康のために安心・安全なものを食べたい、使いたいという消費者が主体となって広がっています

こうした個人発信のオーガニック思考は市場規模がどんどん拡大していると言われています

アメリカでは1990年代にコロラド州でうまれたロハスという考え方が広まりました

ロハスとはLifestyle oHealth and Sustainabilityの頭文字をとってLOHASです

健康と地球の持続可能性を思考すること。またエコロジーとエコノミーのバランスをとる生き方とのことですが、、、カタカナだらけでこんがらがってきました。

エコロジー(ecology)生態学のことで、生物の生活や環境学との関係で「環境に良い」という意味で
エコノミー(economy)は経済のことで環境と経済は繋がっていてどちらか一方だけが発展してもうまくいかず、環境問題を世界中で解決していくことで世界の経済も発展して人々が安全で豊かな生活を送れるようにという思いがこめられています

エコという言葉はこのエコロジーとエコノミーのどちらかかまたは両方を指す場合が多いようです

スローフードロハスともに現在では世界中に広まり、日本でもそのフレーズを耳にする機会が増えましたね

次に

では[日本のオーガニックの歴史について]オーガニックフード分野における運動です

1960年代〜オーガニック1.0
日本は高度成長期の背景もあり農業も機械化や大量生産、近代農業を推進。農薬の使用など農業が進み始めた方向に問題を感じ、根本的な変化の必要を察した多くの先駆者達が無農薬、無科学肥料土作りを唱えた有機の原点と言われる創始者の時代です

(1962年 農業基本法)
1970年代~環境問題が大きく取りだたされます
(1970年代 水俣病イタイイタイ病や大気汚染による呼吸器系疾患などの深刻な健康被害)

1980年代~オーガニック2.0
オーガニックの形、基準をつくっていく流れ。先駆者達が作り出した文書や農業体制が基準や規定制度という形にまとめられていった段階です。この頃民間の自主基準、公的規制、世界的評価の設定が進みます

(1990年代 環境ホルモン問題)
(1993年 環境基本法)
2000年代に入り自主基準作りが更に進みます
(2001年 有機JAS法規格)
(2003年 食品安全基本法)
(2006年 有機農業推進法)

現在日本で有機○〇、オーガニック○○とうたって良い食材は有機JAS規格のものに限られています

2010年代~オーガニック3.0

オーガニック運動の第3段階

有機を主流にし、地球と人が直面する問題の解決に不可欠な手段の1つとして有機体型を促し持続可能な方向へ広がりをみせています
2011年の東日本大震災を受けて、また原発問題などもあり、より食に対する安全や判断基準を考えるきっかけとなった方も多かったのではないでしょうか。

次に[オーガニックとオリンピック]
2020年に東京オリンピックを控えている日本ですがオリンピックとオーガニックの関係は特に2010年ロンドンオリンピックから注目されていて食材調達や資源調達の優先事項が定められています。

<食材調達>

1、オーガニック食材
2、農業と福祉が連携し生産している食材
3、国際認証を得ている食材
<資源調達>
1、競技場建設時の環境への配慮
2、温室効果ガスの削減
東京五輪では特にオーガニック食材の調達が課題としてあげられているようです

[世界のオーガニックフード市場]

2016年現在、全世界のオーガニック市場規模は約10兆円といわれ1999年~2014年の15年間で約5.3倍に拡大しました。世界で最もオーガニック食材が占める割合が多いのはデンマークの7.8%。次いでスイス、オーストラリアと続き日本は10位の0.25%で1人あたりのオーガニック購入額もスイスの22ドルに対し日本は8.8ドルに留まっています

以上大まかなオーガニックの歴史についての流れでした。私自身はオーガニックというと仕事帰りにたまに立ち寄る表参道近くにあるナチュラルハウスが頭に浮かびます。有機栽培などの文字がよく見られるので健康に良さそうなイメージはありますが、いつも見るだけ、、、

やはり手間暇かけて作られている分普段買っている野菜の値段と比べると値が張りますが、やはりこれもどういうライフスタイルかを選ぶってことなんですよね。

日本のオーガニック食材どうなっていくのか。東京オリンピックの食材調達、どうなるのかとても気になるところです。ちょっと長くなってきましたのでオーガニックコスメの記事は次回書きます

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セミナー前にたまたま友人と行ったビーガン料理レストランのランチ。身体に優しいお味でした。。http://eightablish.com/restaurant/

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